掃除をしなきゃ、と思っているのに手が動かない。
気づけば後回しになっていて、「またできなかった…」と自分を責めてしまう。
そんな日が続くと、
掃除そのものが、だんだんしんどくなってきます。
私自身も以前、
「ちゃんとやらなきゃ」と思えば思うほど掃除が負担になっていきました。
その後、家事代行サービスで
掃除を“提供する側”として20件以上
いろいろなお宅を訪問してきました。
この記事では、
その現場で見てきたことをもとに、
掃除が回らなくなる理由と家事代行という
選択肢についてまとめました。

掃除ができないのは、意志の問題ではありません

現場で一番多かったのは、
「掃除が苦手な人」ではありませんでした。
多かったのは、
- 共働きで平日は余裕がない
- 子育て中で、自分の時間がほとんど取れない
- 仕事や人付き合いで常に気を張っている
そんなご家庭です。
どの方も、
決してだらしないわけではありません。
ただ、もうエネルギーが残っていなかった。
それだけのことが、本当に多かったです。
「掃除が苦手」と言いながら、実は違ったケース
「掃除が苦手なんです」と話していた方の多くが、
実は、やり方が分からないわけでも
汚れに無関心なわけでもありませんでした。
むしろ、
- どこまでやれば正解か分からない
- 中途半端にやるくらいなら、やらない方がいい
- 他に考えることが多く、集中できない
そんな状態だったと感じています。
「苦手」という言葉の裏には、
疲れや迷いが隠れていることが多いです。
家事代行を頼んだ人は、最初から完璧を求めていない
家事代行を依頼された方の多くは、
時間内ですべてが完璧に終わるとは思っていません。
それでも依頼してくださった理由は、
- 自分一人ではどうにもできなかった
- 掃除のきっかけが欲しかった
- 掃除が得意な人に頼りたかった
という気持ちからでした。
「全部きれいにしてほしい」というより、
一人では動けなかった状態から抜け出したい
その思いで依頼している方が多かったです。
「こんな状態で頼んでいいの?」という不安
現場でよく聞いたのが、こんな声でした。
- こんなに汚れていて、断られないだろうか
- 物が多いけど大丈夫?
- 勝手に捨てられたりしない?
特に、
物が捨てられず部屋が散らかり、
掃除ができなくなってしまったケースほど、
この不安を強く抱えている印象でした。
勝手に捨てられることは、基本的にありません
結論から言うと、
基本的に、物を勝手に捨てることはありません。
その物が、
その人にとって大切なものかもしれないからです。
もちろん、
対応できないケースの基準はあります。
- 足の踏み場もない状態のいわゆる汚部屋
- 糞など、明らかに不衛生なものの処理
こうした場合は、
家事代行の範囲外になることもあります。
ただし、
「断られるのでは」と心配していた方ほど、
作業後にこう言ってくれました。
来てもらってよかった
依頼して本当によかった
家事代行は「甘え」ではなく「選択」

家事代行というと、
- 最後の手段
- 自分でできない人が使うもの
- まだ早い気がする
そんなイメージを持つ方も多いと思います。
でも現場で見てきたのは、
**「今は自分でやらないと決めた人」**でした。
頼ることは、
投げ出すことでも、甘えでもありません。
一人では難しかったところを、
誰かの手を借りる。
それだけのことだと感じています。
家事代行が向いている人・向いていない人
家事代行は、
すべての人に必要なものではありません。
向いている人
- 掃除を考えるだけで疲れてしまう
- 今は他に優先したいことがある
- 少しでも気持ちの余裕がほしい
向いていない人
- 掃除そのものが気分転換になる
- 自分のペースでやりたい
- まだ余裕があると感じている
どちらが正しい、という話ではありません。
選択肢として「知っておくだけ」でもいい
今すぐ使わなくても大丈夫です。
ただ、
「どうしても回らないときの選択肢がある」
と知っているだけで、
気持ちが少し楽になることもあります。
私が掃除を提供する側として関わっていた
家事代行サービスはこちらです。
まとめ
掃除ができない理由は、
意志の弱さではありません。
今の生活に、
余裕があるかどうか。
それだけのことも多いのです。
家事代行は、
最後の手段ではなく
選択肢の一つ。
そう思ってもらえたら嬉しいです。



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